積丹半島袋澗現況調査 | p.37 |
積丹半島の「袋㵎」 | p.148 |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 岩内郡岩内町字敷島内 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 敷島内漁港 |
岩内平野の西端にあり、この付近から砂礫海岸から岩石海岸が多く見られるようになります。堤は漁港化したためか石垣が天端までよく残っています。南東が陸、他の3方を堤に囲まれて、北西辺の北寄りが開口しています。北東の堤はコンクリート製(写真)。北西の堤は間知石布積み4段切天端で、最下段は澗内にやや張り出しています(写真)。また突端部はコンクリートで補強されています(写真)。南西の堤は間知石布積み6段で、上半と護岸部はコンクリート(写真)。袋澗本体の堤とは独立して港外に西からの波を防ぐ形で離岸堤を設けています(写真)。これは間知石4段切り天端。陸側端は本角ですが、沖側端は丸角で処理されています。
積丹半島袋澗現況調査 | p.37 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 岩内郡岩内町字敷島内 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道229号鳴神トンネルの前浜に位置し、I5号がすぐ隣にあります。石垣が無く、高さ1-2m程の岩をくり貫いた袋澗です。水域は一部がやや浅くなっていますがまだ十分な深さがあります。北東側にすぼまった開口部を持ち、逆の南西側は人が立てるように水面上に平坦部分が設けられています(写真)。『積丹半島及び磯谷・美谷地方 離島の袋澗の現況と保存課題』ではI1bと呼称しています
積丹半島袋澗現況調査 | p.37 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 岩内郡岩内町字敷島内 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道229号鳴神トンネルの前浜に位置し、I4号がすぐ隣にあります。石垣が存在せず切澗のみの袋澗です。北西に開口し、南東方向に水域が伸び、まるで自然の湾のような不整形な平面形状です。すぐ近くに間知石最大4段の護岸工が残っています(写真)。
積丹半島袋澗現況調査 | p.37 |
積丹半島の「袋㵎」 | p.148 |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 岩内郡岩内町字敷島内 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
ビンノ岬の東側、国道229号旧道ビンノ岬トンネル北西側坑口付近に位置しています。この切澗は礫に埋まりかけ、堤は水面下に跡が残るのみです。
I3号
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | p.149 |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 岩内郡岩内町字敷島内 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | – |
未訪問。位置は国道229号旧道鵜の岩トンネル岩内方坑口付近か。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 磯谷郡蘭越町港町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
尻別川河口左岸の尻別岬に位置しています。水面にわずかに没す波蝕棚に四角い切澗と沖に続く水路があります。水路は袋澗から北西に伸び西の外海に抜けます。周囲の波蝕棚には柱の跡が沢山あいています。
積丹半島袋澗現況調査 | p.39 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
ルウベツナイ川河口右岸に位置しています。岸と平行して北東-南西方向の石垣が1筋残っています。野面石乱積みを練積みしてあります。崩壊が進んで元の形がわかりません。
積丹半島袋澗現況調査 | p.39 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
横間漁港の東方に位置しています。澗内は礫で浅くなっていますが残った堤で袋澗の形が方形だと分かります。北西の堤は天端が破壊され高さは不明。他の堤は根石しか残っていません。西隅に開口部があり、溝石が残っていました(写真)。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
横間漁港の南方に位置しています。石垣が見られずハコ型の切澗のみの袋澗です。北隅から真北に短い水路を設けて外海とつながっています。
積丹半島袋澗現況調査 | p.39 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
幌別川河口から西南西に約400m、ニセコバス鮫取澗バス停から北北東に約100mに位置しています。乱積み巻き天端の石垣が一部だけ残っています。天端には石造の短い係留柱が1本立っています(写真)。礫が多いですが切澗の形からハコ型で北側に開口部があったと見えます。
積丹半島袋澗現況調査 | p.39 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
ニセコバス鮫取澗バス停から東に約100m、美谷漁港から北東に約450mに位置しています。陸と3本の石垣に囲まれた箱型の袋澗です。北東の辺は単純な棒線でなく、細長いコの字形という不思議な構造です(写真)。野面石や間知石、割石からなり積み方も布積み谷積み乱積みが併存しています。南西の辺は間知石あるいは割石の谷積みを主に一部布積み。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字磯谷町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 鮫泊漁港 |
鮫泊漁港として現在も使われています。広い石張の平場がある珍しい袋澗です(写真)。北西の堤はコンクリートに作りかえられていますがそれ以外は石垣を補強した程度にしか手が加わっていません。南西の堤は間知石あるいは割石布積みで、港外側面と天端はコンクリートで補強されています。この堤の陸側には間知石布積みの護岸が残っています。北東の堤は間知石あるいは割石布積みで、天端はコンクリートで補強されています(写真)。澗の水域はこの堤の挟んで左右2つあり北の角が外海とつながっています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 取水場 |
鮫泊漁港と美谷漁港の間に位置しています。2つの水域を持ち、北側の澗のみが水路で外海とつながっています。一見堤は無いようですが、数個だけ練積みされた玉石の根石が残っていた(写真)のでかつては堤が存在したものと思われます。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
美谷漁港の北東に隣接しています。1つの水路の先に2つの水域がある袋澗です。一部砂礫が堆積し堤がかなり崩れていますが、切澗に加え残存した根石によりはっきり袋澗の形が分かります。堤は間知石で澗の開口部を門のように守る1対(写真)と2つの澗の中央を仕切る1本(写真)が確認できます。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 美谷(歌棄)漁港 |
2つの澗があり、北東が開口した四角い袋澗です。袋澗の外は北から西にかけては波蝕棚が広がっています。漁港化されてはいますが大きな改修は無い様子で石垣が多く残り本来の袋澗の形をよく留めているのではないかと思います。南は陸に面し間知石3段相当の高さの船着場や船揚場となり天端にはコンクリートが敷かれています(写真)。西も同じく陸に面し間知石3-6段相当の高さの護岸が施されています(写真)。澗内を2分割する突堤は間知石3段相当の高さで天端上はコンクリート(写真)。東の堤は下半分は突堤と同じで、それより上には外海に面した側をコンクリートで嵩上げしています(写真)。北の堤は途中でクランク状に曲がり(写真)、造りは間知石谷積み巻き天端が主のようですが、一部に布積みや地山をそのまま組み込んだ箇所があり、端や角など破損しやすい部分はコンクリートで補修してあります。北の堤を延長したように隣の神社まで石垣が続きます(写真)。堤は石材も積み方も入り乱れて、漁港として使われてきたおかげで補修を繰り返してきたことを語りかけてきます。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
福士の川河口左岸に位置しています。『積丹半島袋澗現況調査』の時点でかなり石垣が崩れていますが、現在はさらに消波ブロックが盛られてしまいました。堤は根石しか残っていません。付近の岩盤に柱の跡が複数あります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
秋山の川河口から南に約100mに位置しています。わずかな石垣と切澗が残っています。破壊や埋没が進んでおり全体像はよくわかりません。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
秋山の川河口から南に約250mに位置しています。周囲は岸から約50mの幅で、一様に波蝕棚となっている海岸です。南北2つの切澗があり、南の澗が南西向きに開口しています。堤は2つの澗の間にあり根石しかありません。現存する石垣は写真に写る箇所がすべてで、他は破壊された石材が辺りに散乱しているだけです。切澗の陸側は埋没が進んでいます。また澗内に長辺が2mほどの直方体の石材が沈んでいます(写真)。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
秋山の川河口から南に約350mに位置しています。石垣が全く見られない切澗のみの袋澗で、形はハコ型、水路を経て南西に開口しています。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
田中の沢河口から南に約100mに位置します。陸側を底辺とした台形型の堤に囲まれた袋澗です。割石谷積みの堤が南と北辺を守り、西の堤は崩壊しています。北の堤の東端には溝石(写真)がありここが港口だろうと思います。水域は堤による作用かトンボロ状に礫に埋没し始めています。
積丹半島袋澗現況調査 | p.38 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字歌棄町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
有戸漁港から北に約500m、田中の沢河口から南に約600mに位置します。堤の形からするとハコ型の袋澗のようです。北の堤を見るに割石谷積みか乱積みで、他方の堤は崩壊が進んだため良くて根石のみの残存です。澗内は礫でかなり埋没しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字矢追町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
大沢の川河口から北西に約500mに位置しています。方形の切澗があり、北西が開口し、おそらく自然の岩の切れ間を抜けて北の外海へ続きます。地山は完全に水面下にあり袋澗の役割を果たしていたか疑問です。弁慶岬前後約5kmほどの海岸は断続的に波蝕棚となっており、その中にある矢追町には陸と沖とをつなぐ小さい浚渫痕がいくつもあり、袋澗ではなく単なる船澗の水路なのかもしれません。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から西北西に約400mに位置します。南北に細長いハコ型の切澗とその北東角にでっぱりがあり、北角から北方向に水路で外海につながります。切澗の西に1本、南西の浜に十数本、木柱が残っています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約650mに位置します。南北に細長い小規模なハコ型の切澗があり北側に水路で外海につながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約700mに位置します。南北に細長い小規模なハコ型の切澗があり北側に水路で外海につながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約850mに位置します。ハコ型の切澗のみの袋澗です。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約950mに位置します。細長い切澗のみの袋澗です。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約1.0kmに位置します。細長い切澗のみの袋澗です。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約1.1kmに位置します。北東-南西に細長い切澗のみの袋澗。北の角から東側に開口しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
滝ノ澗川河口から北西に約1.3kmに位置します。2つの水域がある切澗のみの袋澗です。北の水域は小規模な正方形、南の水域は2回りほど大きい長方形。2つの切澗は北東で合わさり、そのまま北東へ開口し外海へつながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 寿都郡寿都町字政泊町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
弁慶岬から南南西に約1.8km、政泊の廃村に位置します。小さな浅い湾状の地形で、湾の南を波蝕棚が占めます。ここに2つの切澗からなる袋澗があります。右の切澗はさらに2分するように地山を削り残してあり、袋澗というより船着場に使うのがようやくというぐらいの広さしかありません。左の袋澗は方形でこれも小型の切澗です。両方とも湾口に向け北北西に水路を伸ばし外海へつながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約1.66kmに位置します。ボトル型の切澗があり北へ水路を伸ばし開口しています。水域は比較的深いまま残っていますが浜側は砂に埋まりかけています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約1.41kmに位置します。南北2つの切澗を持つ、堤の無い袋澗です。2つの切澗はやや歪んだ4辺形で、西から水路を出し合流して外海に通じます。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約1.17kmに位置します。ハコ型の切澗のみの袋澗。北の角から開口し外海につながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約1.10kmに位置します。長方形の切澗のみの袋澗です。北の角から水路を伸ばし外海につながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約970mに位置します。東西に細長いハコ型の切澗で、西から水路を介して外海に抜けます。堤はありませんが、港口に溝石が1対あります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約940mに位置します。ほぼ正方形の切澗で、真西に水路を伸ばし外海に通じます。堤はありませんが北側の浜に堤の跡のような物が残されています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約890mに位置します。やや歪な正方形の切澗が2つある袋澗です。2つの水域は1本の水路でつながれ南西の外海へつながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約790mに位置します。ハコ型の切澗1つによる袋澗です。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約750mに位置します。非常に小規模なハコ型の切澗による袋澗です。すぐ南隣に欠番53があります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約740mに位置します。非常に小規模なハコ型の切澗による袋澗です。すぐ北隣に欠番52があります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約700mに位置します。ほぼ正方形の切澗です。北の角から北西に水路を伸ばし外海につながっています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北北東に約650mに位置します。ほぼ正方形の切澗です。南西の角から西に水路を伸ばし外海につながっています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
歌島漁港から北に約500mの幅約50mの波蝕棚に位置します。ほぼ正方形の切澗2つが並びそれぞれを水路で結び、南側の切澗から北西向きに水路を出し開口します。港口には溝石がありませんが、両切澗間を仕切るものが1対あります(写真)。また今回時間が無く行けませんでしたが、ここから北方約1km間の波蝕棚上に10余りの切澗が航空写真で確認できます。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から北に250mの幅約50mの波蝕棚に位置します。少し歪んだ四辺形の切澗で堤はありません。南西の角から東向きに開口しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港の北に隣接しています。南北に長い長方形の切澗のみで、石垣はありません。切澗の南西角から東向きに水路があり外海に通じていたと見られますが、現在その先に消波ブロックが積まれています。水路と澗の間には溝石があります(写真)。袋澗内は多くの礫でかなり埋まっています。袋澗の中央にはふのり礁のような長辺1mほどのコンクリート塊2個が置かれています(写真)。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | 水上久次郎 |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 歌島漁港 |
歌島漁港は『島牧村史』によると袋澗を拡張したものだそうです。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
歌島漁港から南へ約100m、歌島簡易郵便局からは北へ約150mに位置しています。切澗のみです。長方形の切澗の真ん中に仕切りとなる地山が残され、ほぼ正方形の2つの澗に分割されています。港口を北に持ち北西へと開けています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字歌島 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
歌島児童館の前浜に位置しています。港口に石垣の跡(写真)と溝石(写真)があります。それ以外堤の類はありません。澗の形は将棋の駒☖のような形で底面を陸側に向け、屋根の片方を北に開口させています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字本目 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
本目岬から東に350mに位置します。石垣の無い長方形の袋澗です。北が自然の岩の割れ目に接し、これを介して北東方向に開口しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字港 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
本目岬の南の根元付近に位置します。切澗のみ石垣はありません。ただし柱跡の穿跡があります。澗内は石でかなり埋没しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字港 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
厚瀬漁港から北東に200mに位置しています。現在船揚場となっており手が加わっています。本来は北西方向に水路を持っていたハコ型の袋澗だと思います。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字港 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
厚瀬漁港から北東に約100mに位置しています。石垣は無く、波蝕棚を穿ったのみです。ほぼ正方形の澗の入り口に溝石があります(写真)。袋澗の西の角から西方向に水路を出し開口しています。岸とは正対せず少し角度を持って築設されているのは地山の走向に合わせたためと思います。写真に写る近所の男性によると実際に袋澗として使っていたもので間違いないとのこと
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字栄磯 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道旧道厚瀬3号トンネルから西に約50m、厚瀬崎の南に位置しています。石垣の無いごく小さな袋澗です。かなり埋没が進んでいます。厚瀬崎の周囲は北や東は大きな波蝕棚があるのになぜこのように波蝕棚がほとんどない場所を選んだのでしょうか。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字栄磯 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
狢川河口から東に約650m、欠番20から東に50mに位置しています。方形な東西2つの澗があり北側がつながっています。東側の澗のほうが若干小さいです。東側の澗から北へ水路を伸ばし外海へつながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字栄磯 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
狢川河口から東に約600m、欠番19から西に50mに位置しています。1つの水路が分岐し2つの澗があるタイプです。両澗は概ね南北方向に長い長方形で西方は東方より一回り小さいです。港口は北北西を向き、この方向から西方の澗へはまっすぐは入れ、東方には入り口で直角に曲がる必要があります。澗内には礫が見えますがまだ深さはあるようです。船揚斜路が整備されていますが使われていないようです。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字栄磯 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
狢川河口から東に約150mに位置しています。堤が無く切澗のみの袋澗です。ほぼ真北に水路を伸ばし開口しています。西には非常に広大な波蝕棚があります。
積丹半島袋澗現況調査 | p.39 |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字豊浜 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
軽臼漁港の北東に位置し、北方は非常に広大な波蝕棚になっています。ほぼ正方形の切澗と、それを囲む堤(写真)が半分以上手付かずで残っています。割石谷積み巻き天端丸角。水路との接続部は溝石が水中用と地上用の2対あります(写真)。堤のすぐ内側は人1人がようやく歩ける幅の地山を残し、更に内側に切澗があります。切澗の北西辺の中央から西向きに水路が延び外海につながっています。袋澗内の水域は大分埋まっていますが水路は深いままです。
2018-09-18追記 平成30年台風第21号の波浪で石垣の一部が破壊されました。(写真)
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字大平 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
床丹川河口から北に約300mに位置しています。南北2つの澗がある袋澗です。北側は方形で西に水路を伸ばし、南側は一回り小さい凡そ三角形で北西に水路を伸ばし、両水路は出口付近で合流し西の外海へつながります。堤は見られませんが、この付近は波蝕棚や隠顕岩があちこちにあり多少の波なら袋澗まで達さないようです。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字原歌町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 原歌漁港 |
フモンナイ川河口から南西約200mに位置しています。原歌漁港に完全に組み込まれ本来の袋澗の形は分かりません。漁港北防波堤の一部に間知石布積み3段巻き天端の石垣があり、天端の上と海側をコンクリートで補強した上に嵩上げもしています(写真)。その他に袋澗を思わせる痕跡はありません。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字原歌町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
フモンナイ川河口から南西約450mに位置しています。方形と思われる切澗と、北に伸びる水路があります。しかし現在は真新しい船揚場2つが陸側に接続し、袋澗の東側はかなり掘り広げられたように見えます。堤はありませんが、北から西にかけての波蝕棚には袋澗を囲うように丸い穴が並び、いくつか木柱が刺さっています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字原歌町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
オタダシ川河口から西に350m、国道229号原歌覆道から北東に約100mに位置し、蒲原磯の広大な波蝕棚の東端にあります。東西2つの切澗を持ち、東側の澗が北に開口しています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字持田 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道229号白糸トンネル坑口から北東に約200m、第2栄浜漁港からは南西に約350mに位置します。切澗のみの袋澗のようです。ハコ型の切澗があり北西が開口し、波蝕棚の裂け目を北に抜け外海につながります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 島牧郡島牧村字持田 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道229号白糸トンネル坑口から北北東に約100m、第2栄浜漁港からは南西に約450mに位置します。切澗のみの袋澗のようです。四角から北角を切り落とした形で、西角から外海へつながっています。北は広い波蝕棚となっています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 久遠郡せたな町瀬棚区北島歌 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
国道229号藻岩トンネルから北に約100mの、幅約50mの波蝕棚に位置します。北約30mには屏風状の露岩が2筋、南約100mには名も無い岬があります。海岸線はほぼ南北方向ですが、岩や岬はいずれも上空から見て右上がりに傾斜し、袋澗もこれにあわせ右上がりに角度を持って穿たれ、陸から見ると斜めに見えます。切澗の形はハコ型で、堤は無く、北西の角から水路を南西に伸ばしています。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 久遠郡せたな町瀬棚区北島歌 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
横間トンネル南側坑口から南に約150mに位置しています。切澗があり北西隅の波蝕棚に間知石谷積みの石垣が一部だけ残っています(写真)。石垣の辺りから水路が北西に伸び外海とつながっています。陸に近い側は礫が多いです。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | 船倉の袋澗 |
経営者 | – |
所在地 | 久遠郡せたな町瀬棚区北島歌 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
横間トンネル南側坑口から南に約450m、美谷川河口からは北に約500mに位置しています。2つの切澗が隣接しています。北側の袋澗は方形の切澗のみで水路は北に開口、南側の袋澗はは石垣に囲まれて水路は西に開口し港口に溝石もあります。北側の堤は間知石谷積み巻き天端(写真)で、天端には円錐台の石造係留柱2本(写真)、内側壁面には綱を繋ぎとめるような穴のある突起構造があります(写真)。この穴付き突起のディテールを備えた袋澗はここ以外には見ていません。南側の堤は間知石谷積みで、崩壊が進んでおりますが最も上に詰まれた石のつらが上を向きかけていることから巻き天端と思います(写真)。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 久遠郡せたな町瀬棚区北島歌 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
横間トンネル南側坑口から南に約500m、美谷川河口からは北に約400mに位置しています。おおよそハコ型の切澗とこれの北に接した小さな切澗を付随した袋澗です。周囲の波蝕棚には穴が複数あり、現在も木柱をを立るのに使っています(写真)。石垣は全く現存しませんが、かつて存在したことを示す床掘りが袋澗を囲っています(写真)。澗の底は堆積物がほとんど無く水底がよく見えます。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 久遠郡せたな町瀬棚区北島歌 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
島歌郵便局の北約100m、美谷川河口からは南に約250mに位置します。ほぼ方形の切澗で北西隅から南西方向に水路を伸ばしています。北辺にのみ石垣がわずかにあります。また切澗と水路の境には溝石があります(写真)。周囲の波蝕棚には柱の穴が多数穿たれています。すぐ南隣にも袋澗に用うにはいささか小さい切澗があります。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 函館市汐首町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
汐首漁港の北西に位置し、サメの背びれのような平面形状をしている袋澗です。アワビ中間育成場として整備されましたが現在は利用されていないようです。間知石布積み水面上4-5段で、その上をすべてコンクリートで補強されています。開口部は現在ありませんが、唯一間知石が見られない北の堤の東端付近の開口部をコンクリートで埋めたのだと思います。孤を描いて南から東西に伸びる堤は、横断面が階段状になっている箇所があり天端に石造係留柱があります(写真)。陸には間知石布積みの護岸がされています。水域が締め切られているため澗内の水はかなり濁り底の状態は見えません。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | – |
経営者 | – |
所在地 | 函館市瀬田来町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 船揚場 |
汐首岬の汐首岬灯台直下に位置しています。間知石布積み5-6段の石垣が陸と並行、先端は急激に細まり(写真)自然の露岩にぶつかって終わります(写真)。逆端は45°ほどの浅い角度でまがり(写真)陸に接し、その付近は消波ブロックによって隠されています。天端は一部残存し巻き天端で石造係留柱が立っています(写真)。また裏込には鉄筋が見られます(写真)。この旅で鉄筋が確認できたのはこの袋澗が唯一でした。船揚場として現役のため水深は深く保たれています。堤の形だけ見ると港口は南南東を向いているようですが、その方向には露岩があり、実用上は南西向きに開口しているといえます。
積丹半島袋澗現況調査 | – |
積丹半島の「袋㵎」 | – |
固有の名称 | 吉崎の澗 |
経営者 | – |
所在地 | 函館市瀬田来町 |
築設年月 | – |
堤の構造 | – |
現在の利用 | 無利用 |
汐首岬の北海道本州最短地点に位置し(写真)、東西2つの水域と石張りの平場・斜路、石垣があります。多くがニシンのために作られた積丹の袋澗と違い、ここはイワシのために作られた袋澗です。北西が陸に接し、陸から南東向きにコンクリートの階段を13段降り平場に至ります(写真)。平場は地山上に築かれ概ね長方形の小さいもので北西隅に先の階段が、南東隅には間知石2段布積み本角の四角い台状の構造物があります。平場の南西は石張りのまま船揚げ斜路へと下り水域へ至ります(写真)。この石張りは標高の低い箇所は既に波に洗われ間知石の残骸が地山上に転がっている状態です。斜路を下る方向に立って左手の海側は地山を削り残し塀の様にし、右手の陸側は間知石布積みの護岸壁がそびえています。南西の堤は間知石布積み6段ですが天端が破壊されているので実際はもっと高いかもしれません(写真)。下4段は澗内に張り出して幅を増し、できたわずかな天端には間隔的に石造係留柱を4本備えています(写真)。また護岸に近い部分は更に高さのある間知石谷積み巻き天端の堤が崩れつつ残存し、その澗内側の足元には間知石布積み5段の堤が付け足され、コンクリートの平らな天端を作りここに石造係留柱1本を設けています(写真)。南西の堤は南端で丸角で直角に折れ、南東の堤につながります(写真)。この屈曲部の間知石はつらをやや上に向けつつあるので完成時の天端の処理は巻き天端であったろうと推測されます。南東の堤は間知石布積み5-6段。南西の堤で見られた上下2段構造が無い、単純な横断面です。ただし水面上4段目の間知石の合間には20cmほど水平澗内側に突出した石材が間隔的に出ています。この石材のつらは間知石と比べ一回り小さい正方形で遠目には直方体のようでしたが、横から見ると先端約5cmが上に少し突出し、ロープ等を軽く架けておくのに丁度よさそうです(写真)。南東の堤の先端部は自然の露岩を利用しています(写真)。また堤を途中で内側に分岐し、対岸(つまり斜路のある陸側)からも堤を伸ばして狭窄させ袋澗の水域を大きく2分しています(写真)。対岸側の堤は破壊され痕跡のみですが、海側の方は間知石布積み4段で天端・石造係留中まで残存し、突端部には溝石が2重に設けてあります(写真)。北東の堤は間知石布積み5段。5段すべて残っているのはわずかで先端にゆくほど崩れて低くなっています(写真)。この堤と先の南東の堤の間が開口し外海とつながっています。袋澗のすぐ沖に露岩が離岸堤のように連なり大きな破損を食い止めているようです。袋澗は現在使われていないにもかかわらず水深も深いです。
この記事の情報
変更履歴
- 2017-10-25 欠番36-欠番55を追加
- 2018-09-18 本文内に追記
- 2019-07-31 欠番56を追加
2018-10-11T22:50+09:00(JST)
管理人様。お久しぶりです。
突然コメントをしてしまい、申し訳ありません。
今回の胆振東部地震、管理人様のほうは大丈夫でしたか?
私のほうは、結構大きな被害を受けました。
詳しい居住地の地域は申せませんが、家の中は滅茶苦茶になりました。
救いだったのは、家そのものが無事だったことです。
今後、家の片付けや倒壊した車庫の処理、その他いろいろありまして、当分こちらにコメントできなくなりそうです。もし来年春頃に、目途がつきそうでしたら、またコメントさせていただくかもしれません。
まあ、私のことはどうでもいいとして、もし管理人様がご無事であれば、それだけで十分です。
機会がありましたら、また道路の話題で盛り上がれると良いですね。
それでは、また。
2018-10-13T05:17+09:00(JST)
お疲れ様です。被災されたとはいえ匿名希望様自身がご無事で安心しました。
たとえいつまでコメントできなくなろうとも僕は匿名希望様はじめ皆様が今日もどこかで生きていらっしゃるだけで満足です。
僕の方はといいますと特に被害は無く相変わらずのうのうと生き延びてしまいました。
あれだけの災害でしたからとても一朝一夕に復旧できるものでないのは重々承知していますので、またお話できる日まで待ちます。いつまででも待ちます。
来春再びお会いできる日を楽しみにしています。
それまでぜひともお元気で。
ではでは。
2018-10-14T02:16+09:00(JST)
管理人様。ご返信ならびにご心配いただきましてありがとうございます。
管理人様のほうに被害がなく、私も心から安心いたしました。
一日でも早く目途がつき、またコメントさせていただける日を楽しみにしております。
ぜひ、またお会いしましょう!その日を心待ちにしております。
それではまた。ありがとうございました!