あちこちの吊橋渡ったりする旅 前半5日目

今日一発目は小和田駅近くの廃橋「高瀬橋」に徒歩でアプローチしようとしたんですが、途中の木橋がなくなっていたため引き返しました。別ルートからも行けるんですが、入口が分からず話にもなりませんでした。何しろ地図の一枚も持ってきていないもので。


そんなわけで本日は大津峠を越えて旧水窪町の中心部の吊橋が一発目になりました。
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水窪駅前のここにかかっている「やすらぎの橋」。川で隔たれた駅と市街を結ぶ橋です。


この橋を渡って駅の前を通り過ぎるとまた吊橋がかかっています。


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やすらぎの橋の200mほど下流に架かっている吊橋。主塔は公園のベンチのようにウッディーに仕上げられてます。


そしてその吊橋の先にもまた吊橋が。


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堂々と国道152号を一跨ぎする吊橋。この5分間で吊橋3本って吊橋出現率高すぎ。

2013-02-12追記
2013-02-10、高校生がこの橋を渡っている最中主索が1本切れる事故があった模様。幸いけが人無し。
ニュースになったおかげで情報ぽろぽろ。橋名は「第一弁天橋」、全長32m、幅1.20m、完成1965年。
読売オンライン2013-02-13T21:35+09:00『高校生が通過中、国道上のつり橋のワイヤ切れる』参照

初めの2本は水窪川を渡る橋なんですが、水窪川にかかる他の吊橋を下りながら見ていきます。


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まずはこの吊橋。名前不詳。しかも廃橋。床版がすべてなくなっています。老朽化で失われたというよりも、「橋を撤去する金がないからとりあえず床版とって渡れなくした」的な感じ。床版が無いことを除けばさっきの国道をまたぐ吊橋に作りが似ています。


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少し下ってここにかかる吊橋。老朽化で立ち入り禁止ですが、パッと見は大丈夫そう。親柱によれば橋の名は「王台橋」で1997(平成9)年3月竣功。実際それほど古くはない橋ですが、渡ってみると「ギシギシ……バキバキ……」と、かなり木が腐っててスリリング。これは確かに立ち入り禁止だわ。


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また少し下ってここの吊橋。名称不明。1.5m位離れてこれまた吊橋の水管橋が平行してますが、耐風索とガッツリ干渉しちゃってます。


河口まで大分近くなってここでまた吊橋。駐車スペースが見つけられず渡れませんでしたが、黄色で今までより少し径間の長い単径間吊橋でした。


水窪川は以上で終了。静岡に入ってから急に吊橋のペースが上がってきました。この後もどんどん行ってみましょう。


水窪川は佐久間という町で天竜川に注ぐんですが、その佐久間にワヤワヤとかかる吊橋を渡ります。


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まるで双子の様な滝口1号橋・滝口2号橋。滝口1号橋は主塔の梁が2本で、床版が木。滝口2号橋は主塔の梁が1本で、床版が縞鋼板。長さはちょっとだけ1号橋が勝ってます。それ以外は細かいところまで同じく作られたまさしく双子の橋でした。
2本の橋は川の中州とそれぞれの対岸を結ぶようにかけられて、中州にはキャンプ場があります。


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この旅2本目となる一般国道の吊橋。国道473号「原田橋」。主塔の設計がレトロで萌えポイント高いです。竣功は1956(昭和31)年で、現代の道路事情に合わず大型は1台ずつしか通行できません。


ここで少し吊橋から離れて観光に行きます。
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佐久間の町から天竜川沿いの道を登ることおよそ15分。トンネルの中にあやしく光る展望台の文字。


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矢印に従いトンネルから伸びた横穴を抜けると、日本有数の巨大さを誇る佐久間ダム。PCのモニタで見るのと本物では迫力が違いますね~。
このダムの周辺は男の子がワクワクする要素満点で、今回時間に押されてダムしか見れなかったのが悔やまれます。どれほどワクワクするかは「山さ行がねが」さんを読まれればきっとあなたにもわかるハズ。


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ダムから戻る途中、本日10本目の吊橋。といっても遠くから見下ろすことしかできませんが。「飛竜橋」と言ってダムの足元まで行ける唯一の道です。原田橋の左岸側にその道の入口があるんですが、残念ながら立ち入り禁止ということで渡ることはできません。


昨日は1日で9本もの吊橋を渡りましたが、今日は10本!しかもまだお昼ですよ!
それじゃ午後もがんばって行くぞ~


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午後一発目は「龍王ごんげん橋」。架かっているのは町から少し離れた山の中。地図ではここ。橋を渡った先には滝がありました。


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そろばん板には何か描かれていましたが読み取れず。


以上が佐久間周辺の吊橋でした。日記を書きながら気づいたんですが、佐久間の街中にかかってる中部橋という吊橋を渡り忘れてました。これだけ数が多いと1つくらい忘れちゃいますよね。


佐久間から再び天竜川沿いに下りんぐ。


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秋葉湖を単径間で渡る大物、「峰澤橋」。正確な橋長はわかりませんが、目測150m以上はある感じ。しかし国道に直に接続していて駐車場もあるというのに誰もいねー。


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真ん中には謎の回転灯。船に向けたものでしょうか。湖上に艀が浮いてるのをよく見かけますし。


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秋葉湖を作る秋葉ダムの前にある「龍山橋」。橋長は峰澤橋より更に長く200mに届きそうな勢い。主塔にはスズメバチの巣が。しかも2個目だと。


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秋葉橋。これはグッっとくる。主塔がほのかに古めかしい匂いがします。現在自動車・二輪の自動車・原動機付自転車(50cc以下を除く)通行止めですが、「我楽多倶楽部」さんによれば、かつては2.0t以下の自動車も通れちゃったみたいです。言われてみれば幅員も構造も人道橋ではないですね。現地では気づかなかったんですが、補剛桁が逆三角型の断面でした。構造的なことは知りませんが数は多くないですね。


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秋葉橋から数百mのところにある気田川橋。ペンキ塗りたてってぐらい鮮やかなレッド。力強いトラスは役不足な補剛ではなく、ちゃんと車も通してくれるんです。橋の近くで天竜川と気田川が交わってるんですが、見える範囲ではどこでも釣りが行われてました。橋から川を眺めてたら釣り人に間違われて話しかけられたしw


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やっと山地を抜け、日暮れ前最後の吊橋「空の散歩道」。周辺は公園チックな雰囲気で、「どこの公園にもあるようなちゃっちぃ橋なんだろ?」と思って行ったら素でビビりました。泣く子も黙る高さ48m。東京ドームの天井より少し低いぐらいの高さですよ。床版がグレーチングじゃないのがせめてもの救いです(←高い吊橋は床版をスケスケにしたがる)。


ということで今日は吊橋16本を見て回り、寸又峡・大井川吊橋めぐり4日目に次ぐ記録となりました。明日からは吊橋少なめで移動がメインになります。

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