村田喜三郎
積丹郡来岸村(現積丹郡積丹町大字来岸)の人。初代喜三郎は1827(文政10)年頃能登国鳳至郡中居村(現石川県鳳珠郡穴水町)から福山(現松前郡松前町)に渡って漁業を営み、後に来岸に移った。2代喜三郎は漁業を継ぎ成功を収め、加えて交通の便の悪さを憂い汽船会社を興し積丹半島各地に船便を行き渡らせた。3代喜三郎は公共の益に尽くし村会議員として活躍した。
『積丹半嶋袋澗調査圖』記載の経営袋澗はS15の1箇。