逆川公園を変に遊びつくす

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このブログを長らくご覧の方はご存じかもしれませんが、僕は吊橋が大好きで、夏になれば道外にまで見に行くような吊橋オタクです。熱がある程度さがった今でも、地図を眺めていて不審な小橋梁を見つけたら吊橋かなと思ってワクワクしてしまうのは変わりありません。さて今日はそうやって見つけておいたターゲットに遊びに行ってきました。場所は道南江差町、この漁業と歴史で知られる町の山間にひっそりと隠れるため池のある公園。公園に遊びに来るのなんて何年ぶりでしょう。


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でも着いてみると公園は冬囲いが取れていなくて遊具使用禁止だし、熊出没注意だし遊ぶところないじゃん!吊橋マニア以外には。


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僕の吊橋アンテナ反応してますよ。5Gで入ってます。マニアな僕は遊具なんか目もくれず草木が生い茂る上流方面へまっすぐ向かいます。雪解けのこの季節ですら、外から吊橋の存在を認知することは難しいまでに木々が橋の存在を隠しています。取り付く小径ですら全くの笹藪。


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ジャーン、久しぶりの吊橋!みごとな廃橋!なんとうれしい公園。しかもここは立入禁止とか書いていません。


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なぜならわざわざ書かなくても入れないから。銘板によると名前は「逆川公園橋」。床板の残されているタイプの廃橋だと、強度的に渡って大丈夫か心配になりますか、この橋に関しては床板が無いので迷うまでもなく諦めがつきますね。


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それでも一応トライする勇者ザワシ。


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吊橋マニアのクセに高所恐怖症なので反対側からアタック試みます。こっち側の取り付き路は一応道の形が残っています。


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そして橋に到着。しかしそこあるは吊橋ではありません。ダム湖の源流部は二股に別れ、それぞれに別の橋が架かっているのです。こちら側には朽ちちゃってますが木橋?木道?です。吊橋じゃないのはマイナスポイントでしたが、これはこれでアスレチックみたいで面白いので許します。


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木橋というか木道というか、呼び名はどうあれ朽ちてしまっては渡れません。ゲームだったらストーリーを進めれば行けるやつだけど現実はそううまくはいきません。


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袂にはかなりくたびれた立て札が落ちています。おそらく「このはしわたるべからず」的なことが書いてあるんだと思いますがそんなこと言われなくともどう見たって渡れません。こんなの一休さんも無理でしょう。


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というわけで横から回り込む作戦。岸には橋の残骸が漂着しています。本当によい崩れっぷりですね。木橋の廃橋ってのはあんまり見ないのでで割と気に入った光景です。微妙に床板の残っているところといい、線形を想像させるように水面にたる橋脚といい、良き。分かってもらえなくてもかまわないです。


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反対側に着きました。


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ここから先は徒歩30秒で小さな尾根を一つ挟み先ほどの吊橋の対岸に至ります。人がやってくる可能性の極めて低いであろうこちら側の方がバリケードが厳重。


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銘板によると吊橋は「竣工」。逆川ダム築造と同時に公園も整備したのでしょうかね?


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以上遊具の使えない初春の逆川公園を吊橋マニアが無理やり遊びつくしてみました。当たり前ですが良い子の皆さんはマネしないでね!


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