皆さんこんにちは。今日はウインターレジャーを知らない僕がまさかのスキー場に参上です。っていうか雪無いね。ご賢察の通り別にスキーをしに来たわけじゃなく散歩に来ました。場所は倶知安町市街地から倶登山川をはさんで向こう岸にある旭ヶ丘スキー場です。
で、もちろんただの散歩じゃブログには載せないわけで今日は何をしでかすかというと、スキー場内に放置されたシャンツェに登ってみたいと思います。着地斜面は既に木々が生い茂り踏切台は傾き助走路は板が剥がれて登ることは不可能。
なので助走路の最初の最初。この塔に登ってみます。驚くべきことにこの物件、バリケードも無く立ち入り禁止の看板も無く中に入り放題。太い柱の間に挟まれた回り階段を2、3回くるくると登ってゆくと助走路の下の空間、橋で言ったら上路式プレートガーダーの桁の中に入ります。
桁の中から下方向を臨みます。助走路は木の板で覆われていたんでしょうが今は空がよく見えます。
桁の中から上方向を臨みます。助走路と同じ角度で階段が続きます。んで高所恐怖症の僕には大変困ったことなんですが、踏み板が全部エキスパンドメタルで出来てるんですよね。もう地面が透け透け。もうこれ以上は一歩も上へは進めません。
―― 十万年後 ――
このままビビッて半端に終わらせては死んでも死にきれんと再び参上。
今度こそお前を登りきってやるからな。改めてみると透け透けですね。やっぱコワッ。
あの日あの時見た景色。戻ってまいりました。ここからですよ、床透け透けで高所恐怖症の侵入を拒むのは。よし、行こ!
何とか無い勇気を振り絞り最後まで登りきりました。やっぱ上もエキスパンドメタルですよね~。
登りきった先には踊り場のような空間があり、ここから道は左右に分かれまた階段があります。
ちなみに今いるのはここ。こんなお立ち台が左には3つ、右には2つありました。
いろいろと歩き回った結果天辺に通じる通路を発見。しかしどういうわけなのか天辺だけは床がエキスパンドメタルじゃない。木だよ、木。しかも腐ってるよ。せっかくエキスパンドメタルの透け透け床にも慣れてきたってのに木の床はダメだよ。これ乗ったら落ちる床でしょ?
助走路のスタート地点なんてこんな状態。何もしてないのにもう穴開いてるじゃん。こんなの上に人が乗ろうものなら100%死ぬわ。
というわけでギリギリ乗れる地点からカメラをグイッと中にねじ込んで天辺からの写真いただき。本当は真ん中に立って撮りたかったんだけどなあ。しょうがないよね。
なおこのシャンツェ、現在はバリケードが張られ立ち入り禁止になっているので、このブログを見てから行ってみようと思った方は残念ながら手遅れです。