夏といったら吊橋

夏といったら吊橋、吊橋といったら夏。と言えるほど2年間吊橋浸りの夏休みを過ごしてきましたが、今年の夏も以前ほどではありませんが、ときどき吊橋行っときます。


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今日は手始めに旭川市神居古潭の吊橋。今日の目的は吊橋じゃなくてその先にある函館本線旧線だったんですが、大部分が落石により通行止めとなっていました。看板には「当分の間」と書いていたので開通する目途は立っていないんでしょう。コーン置いてあるだけとか、看板設置してるだけなら見えない振りして入って行っちゃいますが、鍵付きの柵で閉鎖してたからダメだった。\nただし吊橋渡ってすぐの神居古潭駅跡から滝川方向は通れたので少しだけ行ってみました。


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神居古潭駅の駅舎は当時の状態を復元して保存されています。外観はレトロそのもの。旭川市指定の文化財になっています。2面のホームも残っていますが、川に近い側は崩壊しかけてるので立ち入り禁止になっていました。


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駅のはずれには蒸気機関車が3台置かれていますが、駅舎と機関車の間の橋はレンガ橋台でした。


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機関車の横を通り抜けると神居古潭トンネルが現れます。このトンネルは1897(明治30)年に竣工したトンネルで、ポータルが如何にも明治って感じの見た目です。近年の改修でコンクリの壁ができてしまいポータルが見えにくくなったばかりか内壁は完全に覆われてしまいました。


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修復より通れるようにする事を優先したのでしょう、ポータルは痛みが目立ちます。もっと良い改修方法はなかったんですかね。


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反対側の坑口も同じ状態でした。明治建築の荘厳さを見事に消し去っています。
トンネルを抜けてから人家が見えるまで走ってきましたが特に目ぼしいものはなかったので神居古潭を離れて別のつり橋に行きます。


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上川町の七戸の吊橋にきました。以前冬に吊橋を巡った時に雪のせいでこれなかったのでリベンジを果たせました。


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バイク自転車は通れません。ってことは自動車は通っていんですね。もちろんそれは物理的に無理。


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塔柱の裏には落石注意の標識が立っていました。人道吊橋で橋上を通行中の人に向けた道路標識は始めてです。


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橋は2径間で、川の中にも柱が立っています。


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メーンケーブルが途中で継ぎ足されてるんですが、ワイヤクリップの向きがフリーダムです。


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橋を渡り終えるとこちら側には「七戸の吊橋」と書いた看板が立ってましたが、本来は江差牛吊橋という名前らしいです。


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定着部のワイヤクリップもフリーダムでした。付ける向きも間違ってるし、間隔もまちまちだし。ワイヤクリップはもう毎回チェックの対象にしちゃおう。


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七戸の吊橋から次に移動中安足間駅前で見つけたレンガ建築。北海道では観光地でも文化財でもないかっこいいレンガ・石積み建築が多くて困ります。早くまとめて北海道遺産に登録されればいいのに。


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次の吊橋は上川町の菊水12線吊橋。バス停と民家を分ける石狩川を渡る吊橋で、たった一軒の民家のための橋という感じです。


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木の床版はところどころ新しく張り替えられており、手入れがされていることが分かります。


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補剛もばっちり入っており、吊橋特有の揺れは体感できません。


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橋上から石狩川を除くと湿気と暑さで霧が出て、温泉地の川みたいになってました。


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次は北見峠の山中に架かる吊橋です。主塔がH型鋼、高欄が山型鋼、床版は縞鋼板というどこかの工事現場のような材料。


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ワイヤクリップチェック。メーンケーブルの直径がおよそ20mmなのですが、それに対しワイヤクリップが3個というのは少なすぎます。通常ならば6個必要です。またクリップの間隔も通常13cmの所明らかに空きすぎています。そしてなぜかデットエンドのシンブルが外れてしまっています。


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吊橋の先は石北本線の上越信号場でした。かつては駅でしたが、周囲が無人化したため降格しました。


さて今日は以上。これから札幌まで帰ります。
日が暮れて、道の駅奈井江で軽く寝てたらいつの間にか大雨と雷になってました。で出発したらすごい雨w

うわー燃費が悪くなるー。

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